耐震診断について調べてみました Ⅰ.
最近地震が多いですね 大きな揺れを感じると
お家が倒れないか ドキドキしてしまいます
3月にマグニチュード4以上の地震が 195回 あったそうです!
発生回数は確かに多いようですが (東日本大震災が起きた月は 2502回)
異常な状態ではないそうです ちょっと安心ですが 備えです
そこで ”耐震診断” 気になっている方も多いようですね
きちんと調べて 知ることで 必要か否か 判断できるといいですね
●建物の 水平方向の耐力 でどの程度の地震に耐えることが出来るか
数字で表すのが ”耐震診断” なのです
『阪神淡路大震災』で1981年5月以前に設計され建物に被害が集中していました
これは これまで定められていた 法令の耐震基準 では
『阪神淡路大震災』レベルの地震に耐えられないということを示しています
そこで 1981年改正 その後地震がある度に 耐震基準がアップデートされています
現在『2000年基準』となり
『耐震等級1』:震度6強~7レベルの大きな地震が発生しても
たちまち倒壊せず 命を守るために避難するための時間がとれるレベルの強さ
以上と定められているそうです
基準以上でも メンテナンスをしていなかったり 無理なリフォームで
耐震性が下がってしまうケースもあります
●耐震診断って どんなことをするの?
①壁の量が足りているか
②壁の配置のバランスが取れているか
③全体の劣化度
④地盤が沈下していないか
⑤基礎にヒビが入っていないか などを調べます
●耐震診断の方法には何があるの?
①一般診断法・・・建物の外観や内側を 住宅の図面を確認しながら目視で診断していきます
建物が 設計書通りか 間取り・壁の材質・筋交いの有無・屋根の重さ・
劣化状況など を調べます
②精密診断法・・・内装材外装材をはがして 内部の構造を確認しながら判定します
柱・壁の強度、配置バランス、老朽化の進行度を分析し
耐震性を判定します
一般的には 一般診断で改修の必要性があると判断された場合 精密診断を行い
改修の必要性が高い場合耐震補強工事を実施する流れになります
●どんなタイミングで 耐震診断をしたほうが良いの?
① 住宅の老朽化が 気になりだした
② リフォーム・増改築の前
③ 大地震の後
④ 中古住宅を購入する時
⑤ 国・自治体から助成金が出る時
⑥ 2000年5月以前の建物
⑦ L字型コの字型の建物
⑧ 1階の壁が少ない建物
⑨ 吹き抜けがある
⑩ オーバーハングしている建物(下階より上階のほう出っ張っている)
⑪ ビルトインガレージがある
⑫ ピロティがある
⑬ 大規模増改築をしている
⑭ 地盤が軟弱
⑮ 屋根材が重い瓦
なんだか どれか一つは当てはまるくらい沢山あります
耐震診断をして 耐震基準に達していないと言われたら...
”耐震補強工事” をすること
●”耐震補強工事“ ってどんな工事があるの?
①耐震: 建物の強さで 地震に耐える構造のこと
*耐震壁などを設置し 建物自体の強度を向上させる
地盤や立地を選ばない 工事が安価で簡単
*建物と一体になって 地震のエネルギーを受け止めるため
上階へいくほどゆれが大きくなり 揺れを繰り返すと建物に
ダメージが蓄積されてしまう点が注意
②制震: 地震の揺れを吸収する構造のこと
*おもりやダンパーなどの制振装置を設置することで
地震による揺れを軽減し 建物へのダメージを減らします
上階ほど揺れが増す 高層ビルなどに有効です
*繰り返しの地震にも強く 耐震住宅にも導入しやすい
*間取りに制限が生まれる可能性があり 耐震と比較すると
コストがかかります
③免震: 地震の揺れを建物に伝えない構造のこと
*基礎と建物の間に免振装置を設置し 地盤と建物を
切り離すことで 建物に伝わる地震の揺れを大幅に軽減でき
大きな地震にも有効です
*基礎と建物が離れているため 台風などの強風の際に
建物が揺れる 設置・維持にコストがかかります
ということです
長くなりましたが まだまだ知りたいことは いっぱい
耐震診断の費用なども知りたいですね ⁉
次回 調べていきましょう!
お気軽に ロックホームに ご相談ください